2018年11月の読書記録

11月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4157
ナイス数:327

花だより みをつくし料理帖 特別巻花だより みをつくし料理帖 特別巻感想
思ってもいなかった澪ちゃんとの再会でした、最終話から4年が経過。種市、坂村堂、清右衛門が澪が暮らす浪速へ向かう話(途中で挫折)、小野寺家に嫁いだ乙緒の話、野江と乙次の出会いの話、そして浪速で料理屋を営む澪の話の4話構成です。それぞれの話は無難だし乱暴な筆はかなり改善されていますが相変わらず大阪弁は「だす」ばかり、現在なら「ねん」「へん」「やす」「しー」「かー」語尾は多彩なんだけど...
読了日:11月02日 著者:髙田郁
淳子のてっぺん淳子のてっぺん感想
此処のレビューで知った本でモデルは日本人女性アルピニストの草分け的な存在の田部井淳子さん、三章構成で幼少から谷川岳に初登頂するまで、アンナプルナ初登頂、そしてエベレスト初登頂です、1章は田部井さんがどんなに育ったか面白く読めたのですが、2章、3章は立志伝の要素が強く面白みに欠けているように感じられました、笹本稜平さんの山岳小説はミステリ、同じといかないまでも似た感動を期待したら違っていた
読了日:11月06日 著者:唯川 恵
辰巳屋疑獄辰巳屋疑獄感想
まかてさんの悪玉伝を読んだのでやはり読み比べたくなりました。こちらは木津屋の奉公人「元助」の目で捉えた辰巳屋事件です、自分は「銀の笄」をネットで知っただけだから事件の詳細は分からない2つの小説の感想だけです。表現は異なりますが事件の経緯、登場人物の考え方が似ている、大阪の商人木津屋と泉州の商人唐金屋の対立が役人を巻き込んで大阪から江戸、老中をも巻き込む事件に、これどこまでが史実でどこが小説?
読了日:11月08日 著者:松井 今朝子
写真集 尾張徳川家の幕末維新: 徳川林政史研究所所蔵写真写真集 尾張徳川家の幕末維新: 徳川林政史研究所所蔵写真感想
第14代尾張藩主徳川慶勝が幕末~明治に掛けて趣味で撮った写真を中心にした写真集です、尾張藩主の頃の写真は名古屋城と高須藩4兄弟とその家族が中心で明治になって東京に移ってからの写真は藩邸、その後移り住んだ本所と江戸名所の風景などです、興味深いのは両国橋や本所の街の風景。さすがに瓦屋根が多くなっていますが下町はこけら葺き、名所は藁ぶき屋根が見られます、また割下水や江戸時代の堀は時代劇のセットとは大違い、特に割下水は広い道路に挟まれた中心が堀になっていて切絵図だけの知識を一新しました
読了日:11月09日 著者:
将軍・殿様が撮った幕末明治―徳川慶喜・昭武・慶勝写真集 (別冊歴史読本 (47))将軍・殿様が撮った幕末明治―徳川慶喜・昭武・慶勝写真集 (別冊歴史読本 (47))感想
こちらは最後の将軍徳川慶喜、弟の昭武が採った写真が中心ですが、写真の時代背景を綴った文章も多く写真集の色合いが薄くなっています。また慶喜が写真や狩猟に没頭するようになったのは明治後期で静岡に暮らした頃の写真は少なく晩年東京に移ってからの写真が多いです。ドラマではそんなそぶりを見た記憶がないのですが父親同様女好きの慶喜だけに家族写真は華やかでした
読了日:11月09日 著者:徳川 慶喜
黄金色の雲-口入屋用心棒(42) (双葉文庫)黄金色の雲-口入屋用心棒(42) (双葉文庫)感想
シリーズ42巻目、引き続き幕府転覆(まあ革命ですね)を狙う元御家人の話、直之進は天下2番目の剣豪のはずだけど島送りにされ八丈島で漁をしながら鍛えた男はもっと強い存在で左之助、直之進の二人がかりでようやく倒すとまあ無難な設定でした。このシリーズは最後まで付き合うつもりだったけれどもうどんな結末でも良いという気になってきた
読了日:11月12日 著者:鈴木 英治
未来未来感想
久々に湊さんの新作を手に取った、手書き形式で綴られる文章は確かに「告白」と同じ表現ですが物語に全然繋がりは感じられませんでした。でも悪意に満ちた登場人物はやはり迫力あるなあ、まあこれこそ湊さん大満足です
読了日:11月13日 著者:湊 かなえ
わたしの本の空白はわたしの本の空白は感想
眠りから目覚めたら病院のベッドで自分の記憶がないことに気づいた女性が、断片的な過去の記憶から自分を取り戻して行く内におぞましい過去の出来事が明らかに、初めは引き込まれたのですが男の目から見るからか夫や第3の男に魅力が感じられない、もう少しページを使って主人公の女性の夫、第3の男を描いてくれたら...物語が非現実的だからか今一歩入り込めなかった

読了日:11月14日 著者:近藤史恵
日雇い浪人生活録(六) 金の裏表日雇い浪人生活録(六) 金の裏表感想
シリーズ6作目、定町廻りだった佐藤猪之助が南町奉行にきつく叱りを受け息子に家督相続して隠居、佐藤家からも勘当にも拘わらず浪人のまま分銅屋の廻りをうろつく、悪役とは言え主要登場人物?だから当然の扱い?従ってもともとした展開が続き今一歩入り込めない、まあ左馬介に剣の腕が見込めない浪人だから仕方ないのか。分銅屋と田沼家の繋がりは公に、左馬介が家士として侍身分で田沼家に抱えられればいよいよ伊勢と結ばれても不思議でなくなる上田さん変なところで頑張らないで欲しい
読了日:11月16日 著者:上田秀人
雨上がりの川雨上がりの川感想
いじめで不登校になった女子中学生、業界誌の編集者を努める父親、専業主婦の母親、3人の物語です。母親は娘を救いたくて怪しげな霊感体験にのめりこみ家族がばらばらに...ちょっと森沢さんらしくない展開ですが最後はいつもの如く、まあ普通の出来映え?
読了日:11月17日 著者:森沢 明夫
闇から届く命闇から届く命感想
産婦人科医院で働く助産婦さんの話です。主人公の美歩は何にでも首を突っ込みたくなる性格で最近ドラマで見た(最初の数話のみ)「いつまでも白い羽根」の留美が自分のイメージと重なる、ミステリ仕立てで美歩が働く病院の出来事、職員の出来事、そこから院長一族が不正を明らかに..面白いし、最後は痛快と言いたいところだけれど、こんなに職場放棄する院長や師長がいたら来院した人が不信がって病院やってけないのでは
読了日:11月20日 著者:藤岡 陽子
想い人 あくじゃれ瓢六想い人 あくじゃれ瓢六感想
少し前雑誌で読んだばかりだったのにちょっと忘れている箇所もあったりして意外と新鮮な気持ちで読めた、結局第2シリーズはお袖を探して暮らす日々だったのか、最初のシリーズは瓢六の生活基盤がなくてもお袖が芸者で働くことで暮らして行けたのだろうけどこのシリーズはお袖がいないなかでどうやって暮らして居たのか、一九の娘、舞やおれん同様に歴史物と比べるとなんとも中途半端な感じがぬぐえないまま終わってしまった
読了日:11月25日 著者:諸田 玲子
まれびとパレードまれびとパレード感想
ファンタジーの短編4話で構成されています。1話目は1年前の台風の日サーフィンをしていて亡くなった高校時代に付き合っていた男子の話、2話目は引っ越した先に住んでいた座敷童子の話でこのあたりはファンタジーらしく楽しく読めたのですが、4話目の興福寺東金堂の邪鬼像の話は何が書きたかったのか全然伝わってこなくて全く持って退屈してしまいました、読み方が悪いですね
読了日:11月26日 著者:越谷 オサム
ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
シリーズ終了と思っていたら新刊が出ました。書下ろし短編4話は変わらず、扉子って聞いたことがない、誰?と思って読み始めたら大輔と栞子の6歳の娘でした、これはうれしい誤算です。物語は栞子さんの推理で解決に導くと言うのは今迄同様ですが、1話だけ大輔君が解決する話があります
読了日:11月27日 著者:三上 延

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