2018年12月の読書記録

12月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:5957
ナイス数:320

この世の春 上この世の春 上感想
図書館の予約待ちもなくなったので宮部さんの時代小説を久しぶりに手にします(宮葉さんは作品が多いので取り合えず時代物限定)。やはり物語が面白い、読ませ処を心得たと言うのか上手い。物語は作事方の組頭の娘(一応上士)が父の死に伴い従弟と共に藩主の押込め事件に巻き込まれていき、数奇な運命をたどる?はやく下巻が読みたい
読了日:12月01日 著者:宮部 みゆき
風の靴風の靴感想
此処のレビューで見つけた本、仲良しの中学生の男子が勝手について来た妹、愛犬と共に亡くなったおじいさんが所有していたディンギー(内湾用の小型ヨット)とクルーザー(こちらの航海は大学生と一緒)で夏休みに冒険の航海をすると言う話です、主人公が中一だし大判で字が大きく字数が少なく、ほんと小中学校の図書館にある本と言う感じの本。でも楽しめました
読了日:12月01日 著者:朽木 祥
神さまを待っている神さまを待っている感想
「消えない月」以来の社会問題を書いた小説です、主人公の愛は26歳、大学を出たものの望んだ会社に就職できず派遣社員で暮らしていたのですが3年の期限切れでバイト生活に生活に困りアパートを離れ漫喫で寝泊まりするうちに知り合った女性の紹介で出会い喫茶で働くように。「罪のあとさき」「消えない月」と主人公の女性が似ているのは気になりますが、フィクションですがテレビでしか知らない新宿の街もリアルに感じられ快作です
読了日:12月03日 著者:畑野 智美
この世の春 下この世の春 下感想
下巻は元藩主が押込になった原因を解き明かすのがメインです。ミステリらしく楽しめたのですが結末がありきたり過ぎてそれだけががっかり
読了日:12月05日 著者:宮部 みゆき
ある男ある男感想
宮崎の山村の街に流れて来て林業で死んだ男は戸籍にある伊香保温泉の旅館の次男とは別人だった、横浜に住む弁護士が死んだ男の妻からの依頼で男の正体を探す、このことだけではミステリのようですが平野さんだからミステリではありません、男と女の愛をさまざまなパターンで描き出す平野さんはいい刺激です、最近の作品しか知らなくて、初期の作品は読んだことないけれど同じ感じかな?
読了日:12月08日 著者:平野 啓一郎
大奥のすべて (双葉社スーパームック)大奥のすべて (双葉社スーパームック)感想
ムックで大奥の映画の話がページを割いていたり興味本位?期待していた物ではありませんでした
読了日:12月09日 著者:
あしたの君へあしたの君へ感想
連作形式の短編5話構成で、新人研修中の家庭裁判所調査官が実務を通して成長してゆく姿が描かれています、家庭裁判所だから取り扱う案件は少年問題や大人の家庭内の争いごと(遺産相続、離婚など)で5話の内容も少女の援交詐欺、少年のストーカー事件、モラハラによる離婚調停、離婚による親権争いとその通りの内容で普通にいい話でした
読了日:12月11日 著者:柚月 裕子
エムエス 継続捜査ゼミ2エムエス 継続捜査ゼミ2感想
継続捜査ゼミの続編です、主人公が元警察官の女子大教授と言うことは覚えていたけれどゼミに参加する5人の女子大生の名前や特徴は忘れていました。でも面白いし安心して気楽に読める。今回小早川教授は傷害事件の嫌疑を掛けられかなり怒るので1巻目とは違った印象でそこも面白さの要因でした
読了日:12月12日 著者:今野 敏
いざ帰りなん: 新・古着屋総兵衛 第十七巻 (新潮文庫)いざ帰りなん: 新・古着屋総兵衛 第十七巻 (新潮文庫)感想
新シリーズ17巻目、ここ数巻は信一郎を船団長にした南方への交易船団の話と江戸で留守を守る(この表現どうもおかしい)総兵衛の話の同時進行です、交易船団は新造船の建造が着々と進み問題なし、江戸では若年寄と大阪の商人が組んで総兵衛を狙うのですがこれも小者で大した事件にもならずに始末完了、総兵衛と桜子は船で京都に上がりあちらで仮祝言、いよいよこのシリーズも大詰めと言う感じです。
読了日:12月15日 著者:佐伯 泰英
海とジイ海とジイ感想
瀬戸内海の小島を中心にした3話構成で物語の中で登場人物は交錯しますが違った話3話です、2作目の話は読んだことがある小説に似ていると思ったら「海路」を違う視点で書き換えたとのこと自分はなんか損した気分です、短編ですが1話目が好感
読了日:12月17日 著者:藤岡 陽子
写真のなかの江戸  絵図と古地図で読み解く20の都市風景写真のなかの江戸 絵図と古地図で読み解く20の都市風景感想
前に借りた大名の趣味だけでなく(そう言う写真も含まれています)今で言ったらプロの写真家が採った江戸から明治のいろんな風景が収録されています、文章が多くその分写真が小さく見づらいのが残念、この大きさならCGを駆使しカラーと併催にすればもっと一般的になったのでは、また借りたい
読了日:12月18日 著者:金行 信輔
空也十番勝負 青春篇 未だ行ならず (上) (双葉文庫)空也十番勝負 青春篇 未だ行ならず (上) (双葉文庫)感想
新シリーズ5作目、1作目同様上下巻なので感想は下巻でまとめて書こう
読了日:12月19日 著者:佐伯 泰英
空也十番勝負 青春篇 未だ行ならず (下) (双葉文庫)空也十番勝負 青春篇 未だ行ならず (下) (双葉文庫)感想
新シリーズ5作目ですが1作目とこの作品が上下巻の為7冊目にあたります、九州の島々をめぐる修行を終え九州最後のは長崎が舞台でした。島めぐりで知り合った長崎会所や長崎奉行所の密偵を訪ね今度は福岡黒田藩や佐賀鍋島藩の藩屋敷道場で修行を積むと言う趣向です。そして九州シリーズ最後に相手はまた東郷示現流の刺客が相手でした。佐伯さんは嘗て長崎を舞台にした「長崎絵師」のシリーズを執筆されているので手の内ですらすら書けたのでは、総兵衛を読んだ直後にこの2冊を手に取ったのでか、かなり読みやすく感じました
読了日:12月19日 著者:佐伯 泰英
分断 百万石の留守居役(十二) (講談社文庫)分断 百万石の留守居役(十二) (講談社文庫)感想
さすがに12巻まで来ると成長した姿を見せないわけには行かないのか、本多政長につきしたがって急遽江戸に上がる事になった数馬ですが要所を抑えポイントを稼ぐ姿が清々しい、物語も押し詰まってきたし次巻当たりで終結かな
読了日:12月21日 著者:上田 秀人
竈河岸 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)竈河岸 髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)感想
この本が宇江佐さんの最後一冊と知らずに本屋さんで買った後手元で暖めていました、自分の頭の中には「擬宝珠のある橋」がまだあるんだとずっと思い込んでいたのです、でも開いていたら単行本の「擬宝珠のある橋」から「月夜の蟹」以降の3話が収録されていました。「やさぐれ長屋」がまだ文庫化されれいなけれど伊三次はこれでおしまいです。「青もみじ」も改めて読んでみたら中途で終わっていたのでした

読了日:12月22日 著者:宇江佐 真理
僕は金(きん)になる僕は金(きん)になる感想
初読みの作家さん、家内の勧めで手に取りました、家族の物語で両親が離婚し父親と姉、母親と弟、別れても交流を続ける姉弟を中心に30年余りの家族の姿を書いた話です。従って扱う人物が4人の人生、また期間が長いため掘り下げた話がなく、良いことを書いているのにどうも打つもがなくて...また父親と姉は変わった人間にしたかった意図は分かるものの余りに非現実的でコミックなら許せるけれど小説では苦しい
読了日:12月23日 著者:桂望実
ウズタマウズタマ感想
「タスキメシ」が想像していた本と違いがっかりしたのでしばらく額賀さんはいいかと思っていたら、此処のレビューでかなり良さそうで手に。27歳の男が父親から手渡された振り込み人の不明の貯金通帳、しかし父親はその直後に脳梗塞で倒れ、その謎を突き止めることから話が進展して行く。ミステリ?相変わらず文章は今一歩だけれどかなり面白そうと思って読み始めたのですが、とんでもない勘違いでこんな裏切られ方は初めて。殺人事件の加害者が社会復帰し一般社会で生きてゆく話で畑野さんの「罪のあとさき」にも匹敵するいい話でした
読了日:12月25日 著者:額賀 澪
新宿のありふれた夜 (スコラ・ノベルズ)新宿のありふれた夜 (スコラ・ノベルズ)感想
35年位前の作品で現在を含めても新宿と言う街を知らないのですが、その時代の世相は感じることが出来ました、また当時の飲み屋さん(バーだけど軽い料理も出すカラオケがないスナック?)の雰囲気が懐かしく感じられ心地よかったです。ここ頃から佐々木さんのサスペンスには派手なアクションなんかなく地道で好感です
読了日:12月27日 著者:佐々木 譲
草々不一草々不一感想
武家を中心にした短編8話で構成されています、珠玉の8編と言いたいところですが自分にはむらがあるように感じられました。周五郎さんの婦道記に似た印象を受ける作品ですが「蓬莱」が一番のお気に入り。「妻の一分」はおそらくアンソロジーのテーマ作品でこの短編集には相応しく感じられませんでした
読了日:12月30日 著者:朝井 まかて

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