2019年2月の読書記録

2月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:6130
ナイス数:266

壺中の回廊壺中の回廊感想
昭和初期を舞台に早稲田の講師桜井治郎が活躍する歌舞伎シリーズ、順番が逆になってしまいましたがそんなことに関係なく面白かったです。歌舞伎界の大物が幕間に食べた毒殺される、犯人捜しのミステリとしてより昭和初期の世相、歌舞伎界のこと、知らないことばかりで楽しめます、皆さん昇汞(しょうこう)って知ってますか
読了日:02月01日 著者:松井 今朝子
特殊防諜班 聖域炎上 (講談社文庫)特殊防諜班 聖域炎上 (講談社文庫)感想
シリーズ6作目、今度はハリアーで攻撃を仕掛けてくると言う話でした、この本でも紹介されていますがハリアーはアルゼンチンがイギリス領のフォーランドを占領したときイギリス軍が使用した戦闘機?で今調べたらこの本が出版された89年にはもう生産されていない古い型でした(勝手に最新鋭機と思っていた)。物語はハリアーを迎え撃つために自衛隊は哨戒機と戦闘機2機(F15)で応戦、海上で空中戦と今迄で一番派手な話でした
読了日:02月02日 著者:今野 敏
よるのふくらみよるのふくらみ感想
雑誌連載だったもので連作形式の6話が収録されています。東京の寂れかけた商店街を舞台に酒屋からコンビニに姿を変えた店で育った兄弟と文房具屋の娘、3人の話が交代で2話ずつ展開されます。まあ普通の若者たちでこんな人も居ても不思議でないんですが、最初に「ふがいない..」を読んだときの印象から抜けきっていない(とは言ってもおそらくこの本が3冊目)からか窪さんが描く若者が好きになれない
読了日:02月03日 著者:窪 美澄
特殊防諜班 最終特命 (講談社文庫)特殊防諜班 最終特命 (講談社文庫)感想
このシリーズの最終巻(7巻目)はまたもやハリアーですがこんどは時代に沿ったヒリアーⅡの登場でした、新人類委員会が大量の火器を手に入れ十支族の子孫の芳賀親子を襲いますが真田やモサドのザミルも同じ商人から火器を手に応戦、ところがハリアーⅡは真田たちの応援にまわりこの事件は一気に解決、なんかあっけない薪切れでした、やはり初期の作品は今野さんの特長のカッコよさと人間臭い部分が併せ持つと言うのが少ないか
読了日:02月03日 著者:今野 敏
イノセント・デイズ (新潮文庫)イノセント・デイズ (新潮文庫)感想
いつの頃からか図書館の予約かごに入っていた本をようやく手に(予約待ちではありません)...期待していた通りでした。最後の最後まで死刑は執行されるのかハラハラ、ドキドキ、今年初、緊張感を見なせながら楽しむことが出来ました、不思議だったのはこの本が本屋大賞にかすってもいなかったこと、テレビドラマにもなっているようです機会があったら観たいです
読了日:02月05日 著者:早見 和真
TOKAGE 特殊遊撃捜査隊TOKAGE 特殊遊撃捜査隊感想
今野さん得意の警察物で、安積班シリーズやSTシリーズなど特に永く続くシリーズ同様SITと呼ばれるチームが力を合わせて事件を解決して行く話です。第一弾は3人の銀行員が誘拐される話でメンバーの中から3人が選ばれ銀行で犯人と交渉に当たり、係長と残りのメンバーが本部で指揮をとりながら応援と言う形でした。SITはネットで調べると「特殊犯捜査係」ですがこの本のサブタイトルは「特殊遊撃捜査隊」、これは「TOKAGE」がバイクを使ってSITを支援することからのようです。今野さんの警察物はアイデアが豊富で面白い
読了日:02月06日 著者:今野 敏
キンモクセイキンモクセイ感想
「隠蔽捜査」同様に警察庁のキャリア官僚が活躍する話です。隠蔽捜査の伊丹同様に私大出身のキャリアで年齢も30歳独身と若い設定です。物語も法務省のキャリア官僚が殺され主人公の隼瀬及と各省庁に入庁した同期のキャリア達それに警察庁の先輩官僚が協力して解決、それなのでかいつもの今野さんの軽いタッチではなくシリアスで思い感じの仕上がりになっています。最近よく読む佐々木さんや柚木さんのような印象ですがこれもまた良いものだなあ
読了日:02月09日 著者:今野 敏
天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊感想
シリーズ2作目、今回は東京から発車する高速バスが3件同時にバスジャックされると言う話でした、TOKAGEのバイク部隊が出動しますがすぐに帰還命令が...警察庁の刑事局からキャリア官僚が派遣されSITをかき回す。昨日読んだのがキャリア官僚が活躍する話だったのに、同じ今野さんでもこんなにギャップが..このシリーズはSITやTOKAGEと呼ばれるバイク部隊だけでなくスクープを取ろうとする新聞記者にもスポットが当てられ、それが息抜きになっています。でも今回は登場シーンが多すぎて主人公みたいだった
読了日:02月09日 著者:今野 敏
連写 TOKAGE3-特殊遊撃捜査隊連写 TOKAGE3-特殊遊撃捜査隊感想
シリーズ3作目はコンビニ強盗にSITが係わる話でした。連続して発生したコンビニ強盗が逃走に使用したのがバイクだった為、上野達のTOKAGE部隊も応援に出ることに、不可解だったのはバイクの車種が分かっているのに犯人特定が進まなかったこと、バイクも登録NOが分からなくても(販売台数が少ないから車より簡単?)販売店から購入者から使用者を特定して犯人を特定できるのでは?と思ってしまう
読了日:02月10日 著者:今野 敏
夫婦 (山本周五郎テーマ・コレクション)夫婦 (山本周五郎テーマ・コレクション)感想
ちょっと前に読んだ縄田一男選のテーマコレクションの一冊でこの本のテーマは「夫婦」、おそらく周五郎さんが夫婦をテーマにした小説はあまりないのでは?、この本には7話収録されていますが記憶にあったのは文庫のタイトルにもなっている「四日のあやめ」だけでした。どの作品も納得の内容ですが短編で取り上げるには窮屈と言うか説明不足を感じてしまう、やはり夫婦のことを書くにはこの本のような上下2段でも100ページは欲しいと思います


読了日:02月11日 著者:山本 周五郎
鼠草紙 新・酔いどれ小籐次(十三) (文春文庫)鼠草紙 新・酔いどれ小籐次(十三) (文春文庫)感想
新シリーズ13巻目、今回は小藤次一家が丹波篠山を旅する話だけでした、小藤次一家が笹山から隣の丹波柏原(近江以外にも柏原があった)を訪れた際、地元の破落戸を倒す場面があったのですが話題としては小さい(人一人を斬って小さいはおかしいと思うけれど)扱いでもっぱら俊太郎ん亡き父母を思う話と江戸での小藤次人気で過ぎて行った、こうしてみると現在継続中の佐伯さんのシリーズでは一番地味なものなんだと気が付いた
読了日:02月13日 著者:佐伯 泰英
バイバイ・フォギーデイバイバイ・フォギーデイ感想
函館を舞台に高校生のカップルが主人公の青春小説です、しかし熊谷さんだからありきたりの仲良しカップルのハッピーエンドや失恋ストーリーだけでは終わらない、憲法9条の改正をテーマに18歳参政権と2016年に実現した事柄まで取りあげてくれています、でも小説の世界に政治の話が苦手な(現実社会でも同様ですが)自分はどうしても引いて読んでしまいます、「ラッピ」が「バッピ」はどうもねえ実名で良かったのでは?どうせなら宇江佐さんのもう一つのお薦め「ハセスト」も登場させてくれたら..「やきとり弁当」めちゃ美味しい
読了日:02月15日 著者:熊谷 達也
逆風の街逆風の街感想
「みなとみらい」と言うシリーズの1作目で主人公は横浜みなとみらい署の丸暴係と言う設定です、係は6名編成でチームで事件に当たるので安積班と同じですが、イメージは全く違います。丸暴と言うことで怖いメンバーが揃うのは分かりますが文章もハードボイルドで今迄読んだ今野さんとは全然違った印象です。どちらかと言えば甘糟の方が好きなんだけど...
読了日:02月16日 著者:今野 敏
跳ぶ男跳ぶ男感想
時代設定はおそらく江戸時代末期、外様小藩の能役者の子供が後妻の子に嗣子の座を奪われ、兄と慕う近くに住む能役者の子から能を覚え15歳のときに藩主の死により、藩の命で藩主になりすまし江戸に登り藩主交流の能の舞台で活躍しある野望に挑むと言う話です。能と言うと昔コーヒーのCMであったよなぐらいの知識しかない。青山文平さんってこんなに読み難い作家さんだったけ。題材が面白いだけに..特長も大事だけれど周平さん、遼太郎さん、大作家の文章は美しい、もっとそぎ落としてスマートな文章にしてくれたらと思ってしまいました
読了日:02月19日 著者:青山 文平
寺町哀感 九頭竜覚山 浮世綴(三) (講談社文庫)寺町哀感 九頭竜覚山 浮世綴(三) (講談社文庫)感想
シリーズ3作目、学者である覚山が辰巳芸者と所帯を持ち深川での町家に住む。「闇を斬る」などど同様の浪人生活ですが違うものになるのでは期待したのに..3作目は大店の若旦那や夜鷹が殺され定町廻りと手下が走り回って事件の手掛かりを探す、しかし覚山は自宅ででんと構え寄せられる情報と現場の再確認で犯人を追い詰める、これでは今迄となんら変わらない
読了日:02月20日 著者:荒崎 一海
影ぞ恋しき影ぞ恋しき感想
雨宮蔵人のその後と言うことで2年ぶりに葉室さんを手に、その間10冊以上出版されたようですが、創作物は葉室さん自身が途中で飽きてしまうのか最初の緻密さが薄れ途中から投げ出したような感じが気になったり。新選組などの歴史物が物語を読む楽しみを感じず手に取らずにいました。この作品は550ページを超える大作ですが飽きることもなく楽しませてくれ、荒唐無稽な話ですが葉室作品を楽しむことが出来ました
読了日:02月26日 著者:葉室 麟
表御番医師診療禄13 不治 (角川文庫)表御番医師診療禄13 不治 (角川文庫)感想
シリーズ13作目、前作で先行きが見えてきたと思ったらやはりこの巻で終結でした。この巻では敵が蔓延ってきた理由が明らかにされますが家光の出生の話は上田さんの他の本にも登場している?なんかこんな形で終わってしまうとどうにも納得できない
読了日:02月27日 著者:上田 秀人
隅田川―慶次郎縁側日記隅田川―慶次郎縁側日記感想
久々の亞以子さん自分にとっては現役を除き最後の楽しみな作家さん、そう思って読んだけれど意外と感銘しない、物語が例のごとく8話構成。良い話はうーーんさすがと思うけれど、会話が少ない物語は40ページ余りではうまく話が繋がらない気がしました、会話主体だと言葉に納得していまい、ふむふむなのに読み方が未熟ってことか、まあ自分とっては最後の砦みたいなもんだから大切に読みたい

読了日:02月28日 著者:北原 亞以子

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