2019年3月の読書記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4238
ナイス数:228

孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)孤独のすすめ - 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ)感想
若い頃よく読んだ五木さん、宗教が関係しないと思い借りたのですがこんな本だったのですね、人生を中国の五行説になぞらえて青春、朱夏、白秋、玄冬で分ける話は納得です。自分は少し前に定年退職したことだし老人と思っていたのにそうやって分けると白秋か、もうやり残したことはない気分だったのにまだまだ人生は長い?でも100歳まで生きたいとは思わない
読了日:03月02日 著者:五木 寛之
ふたたび嗤う淑女ふたたび嗤う淑女感想
「嗤う淑女」がどんな話だったか全然覚えていなくて、5話構成で各話の登場人物5人が死亡する(殺される)、良くこれだけ嫌われる人(女)を書けるもんだと感心してしまう。でも読後感は悪いし...こんな本読みたくなかった

読了日:03月06日 著者:中山 七里
指揮権発動指揮権発動感想
指揮権と言う言葉の意味を知らずに手に取った本、指揮権とは「法務大臣が検察事務に関し、検察官に対して有する指揮監督権を行使すること」。この本はアフガニスタンへのODAを取り組むコンサル会社の社員3人が射殺され、アフガン支援に辣腕を振るう大物政治家の裏金疑惑をめぐり特捜検事、警視庁捜査一課、公安の合同チームがカブールへ、CIAもからみ指揮権発動のすれすれで展開するサスペンスです、アフガンなので山の話もあるかと思ったのですが全く出てこなかった
読了日:03月10日 著者:笹本 稜平
恋慕 (山本周五郎テーマ・コレクション)恋慕 (山本周五郎テーマ・コレクション)感想
テーマコレクションの4冊目は「恋慕」。手元にある最後に一冊も「あんちゃん」「やぶからし」「おさん」など文庫のタイトルになっているものが多数収録されお馴染みの作品が多い、「恋慕」もタイトルですが縄田さんも解説で書かれているように男と女の情愛(営み)を扱った作品が多く収録されています。武家を扱った「野分」「菊千代抄」が市井物よりより暗い印象ですが味わい深い

読了日:03月12日 著者:山本 周五郎
あほうがらす (新潮文庫)あほうがらす (新潮文庫)感想
1985年の作品で武家物、市井物混在で短編11話が収録されています。鳥居強右衛門の話は地元の事で車で走ると逆さ磔のかんばんがあり事実はさておき有名です。荒木又右衛門の話は映画(TV放送)は何度も見たし本を読んだことがあるのに原因は忘れていた。聖天の吉五郎の名前は覚えがあり気になって調べたら梅安さんだった、同時期の作品なんですね。
読了日:03月16日 著者:池波 正太郎
青山に在り青山に在り感想
初読みの作家さん。幕末の川越藩を舞台にした創作青春小説です。主人公は国家老の息子と母子家庭で育った農家の子、ヒロインで商家の娘が絡む。時代小説の青春物となると「蝉しぐれ」そして「火群のごとく」が思い浮かぶのですが全然違っていて、乙川さんの「喜知次 」に近い印象でした。設定に無理があってそれが最後まで尾を引く感じでしたが大好きな時代小説の青春物が読めたので満足です、篠さんの他の作品もあたってみよう
読了日:03月17日 著者:篠 綾子
あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや (時代小説文庫)あったかけんちん汁 居酒屋ぜんや (時代小説文庫)感想
シリーズ6作目、主要登場人物の只次郎が家を出てぜんやの間借りと言う形ではあるものの独立を果たし、前作で謎だった「ぜんや」の主人だった善助の殺人事件が解決、ひょっとしてこの巻で完結かと思ったのですがまだ続くようです。以前それなりに売れてい女流作家のWさん、文庫書下ろしの時代小説があまりに江戸時代の文化、世相など、でたらめさがいやになって途中で辞めてしまったのですがこのシリーズも詰まってきている感じです
読了日:03月18日 著者:坂井希久子
町奉行内与力奮闘記八 詭計の理 (幻冬舎時代小説文庫)町奉行内与力奮闘記八 詭計の理 (幻冬舎時代小説文庫)感想
シリーズ8作目、曲淵景漸が江戸町奉行に就いて1年、更なる上を目指す為目安箱に投書をしたり手を打ちますが、その中で際立ったのは亨と咲江の婚儀を決めたこと、表御番医師シリーズとか最初から結婚していた話はあったけれど最終巻以外で主人公とヒロインが結ばれる記憶はないので上田作品発になるのかなあ、今回はコピペが少なく面白く感じたけれど読み方がおかしかった?歴史では南町の牧野、北町の曲淵とも10年以上町奉行を努める名奉行、歴史を変えられるのか
読了日:03月19日 著者:上田 秀人
夢を釣る: 吉原裏同心抄(五) (光文社文庫 さ 18-67 光文社時代小説文庫 吉原裏同心抄 5)夢を釣る: 吉原裏同心抄(五) (光文社文庫 さ 18-67 光文社時代小説文庫 吉原裏同心抄 5)感想
新シリーズ6作目、ようやくこの時代小説らしからぬ表紙に慣れた気がします。この巻は寛政の改革の影響が吉原にも表れ、赤字の引手茶屋が女芸者に客を取らせる話と押し込み強盗が吉原の質屋を狙う話の2本立て。物語の流れでは最後に幹次郎を八代目吉原会所の頭取に、四郎兵衛が隠居すれば登場場面が下がりこちらは全体の流れに大きく影響しそうな話です。相変わらず汀女は幹次郎が麻に情をかけるように話しますが佐伯さんだから掛け声だけでそんなことは起きない?
読了日:03月20日 著者:佐伯泰英
新章 神様のカルテ新章 神様のカルテ感想
もう新しい話は読めないと思っていた「神様のカルテ」が一止とハルの娘「小春」を伴って戻ってきてくれました。職場は大学病院へと変わりましたが一止の仕事ぶりに変わりはなし、5章構成の連作形式は今迄同様、この巻は忘れかけている人達への配慮か今迄の登場人物が全て登場した感です。正直猫の話は面白いと思わなかったし似合っていない感じがしたものです。作家ならそれも良いと思いますが医師の副業だからこのシリーズだけで十分満足。
読了日:03月26日 著者:夏川 草介
歌舞伎町ゲノム歌舞伎町ゲノム感想
セブン→ダムドの続編、セブンを構成するメンバーの話を中心にした5話構成、毎回主要メンバーが死んでしまいセブンは成立しなくなるのですが今回からは掃除屋のシンがメンバーに加わります。今回は全くジウに関する話がなくジウシリーズとの接点が全く感じられない話でした
読了日:03月27日 著者:誉田 哲也
番付屋新次郎世直し綴り (祥伝社文庫)番付屋新次郎世直し綴り (祥伝社文庫)感想
文庫書下ろしの作品で連作形式の5話構成、主人公は廻り髪結いの新次郎、髪結いをしながら仲間と番付屋と言う番付表を売り歩く商売をすると言う設定です、設定がかなり甘くて廻り髪結いは兄がいて商家を継げなく遊び暮らして居てはじめた商売(職人だからそんな簡単になれない?)で番付屋はその商家が番付表の悪評でつぶれた為犯人捜しで始めたとなっております、その他に粗も目立つ「花水木」は明治になってワシントンに送った「さくら」のお礼にアメリカから送られた木だったはずですが何故か此処に登場します
読了日:03月28日 著者:梶よう子
縁の川 風の市兵衛 弐 (祥伝社文庫)縁の川 風の市兵衛 弐 (祥伝社文庫)感想
新シリーズ4作目、今回は市兵衛さんが嘗て商いの修行をした大阪へ旅する話でした。市兵衛さんが修行をした店も出て来るのですがメインは新町廓や難波新地の女郎屋、一家離散で新町廓に売られた姉妹の妹が江戸の職人に引き取られて育ち、大阪に残った姉からの便りが届き姉の消息を追って妹が欠け落ち同然に大阪へ、市兵衛さんも後を追って大阪へ行くことに、新シリーズになって奈良の話に続き大阪の話、次は京都ですか
読了日:03月29日 著者:辻堂魁
エスケープ・トレインエスケープ・トレイン感想
サイクルロードレースの話、東北を題材にした小悦で独特の世界を築き上げる熊谷さんが新たな世界を提供してくれました。自転車レースの話はサクリファイスシリーズが有名だし好きな小説です、熊谷さんのこの本はプロの世界はそんなに甘いもんじゃないと言う気持ちが働くもののサクリファイスのような暗さもなく楽しく読むことができました。「ヒルクライマー」は自分に訴えるものがなく断念しけれどこんな本なら続編が登場するなら必ず読みたいと思う
読了日:03月31日 著者:熊谷 達也

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