2019年4月の読書記録

4月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:4911
ナイス数:265

禁断 横浜みなとみらい署暴対係禁断 横浜みなとみらい署暴対係感想
横浜みなとみらい署の2作目、今回は中国から麻薬(ヘロイン)を密輸し横浜の麻薬汚染を図る組織の話でした。みなとみらい署の暴対係には係長以下6名のメンバーがいるのですがどうも馴染めない、それぞれのメンバーはSTや安積班同様個性的な人が揃えられているのに自分が政治、暴力を扱った小説が好きな慣れないということが原因なのか...やくざが主役でも任侠シリーズは大好きなのに、もう少し読み続けたら面白く感じるか
読了日:04月02日 著者:今野 敏
御内儀の業-口入屋用心棒(43) (双葉文庫)御内儀の業-口入屋用心棒(43) (双葉文庫)感想
今作は直之進の殆ど登場せず、左之助も南町奉行与力荒俣土岐之助の用心棒として登場するだけといつもとはちょっと違った展開に...富士太郎は活躍の場があるものの中間も珠吉が怪我の治療中と言うことで登場しない、また悪人も今までと比べるとスケールが小さい。まあ惰性で読んでいる感じなのでこんなものか
読了日:04月04日 著者:鈴木 英治
お茶壺道中お茶壺道中感想
番付屋は自分の評価では失敗作、ちょっと下がってしまった梶さんですが今作はしっかり挽回してくれました。宇治の茶園農家の次男坊がお茶屋を営む商家に奉公し江戸で成長して行く出世話です、読み始めて澤田さんの書きそうな話だなと思ったのですが途中からはかなり異なり阿部正外の出世とうまくクロスオーバーしていて展開は楽しく読むことが出来ました。江戸から宇治への帰りに寺田屋のに宿泊しお龍さんを登場させたのは余分だった
読了日:04月05日 著者:梶 よう子
みかんとひよどりみかんとひよどり感想
タイトルと表紙が全然違う印象でどういうことだろうと思っていたのですがそうだったのか、フランスで修行したフレンチの料理人が京都の郊外に店を構え、趣味の狩猟を通じて知り合った漁師から仕入れた野鳥や獣を自分の店でジビエとして提供すると言う話でタイトルはみかんを食べて育ったひよどりを料理で提供、珠玉のジビエ?そんな単純な話だけでなく、そこは近藤さん本作品は鳥獣被害と鳥獣保護の両面から捉えられています(鳥獣被害の面が強い印象)、近藤さんは犬の話が好きだしうまいねえ、自分は猫派だけど犬と遊びたくなる
読了日:04月06日 著者:近藤 史恵
混沌: 禁裏付雅帳八 (徳間文庫)混沌: 禁裏付雅帳八 (徳間文庫)感想
シリーズ8巻目、最初の頃は旗本のいいとこのボンボンでしかなかった鷹矢がいつのまにかたくましくなり剣では用心棒から家臣に取り立てた檜川にはとてもかなわないものの口や行動は一人前に、最初の頃は温子が優勢で押しかけて来た弓江はそのうちに江戸に押し返されるかと思っていたらこの巻では温子より一歩リードした感じ、12,3巻を結末と考えるとまだ余裕はあるものの二人をどのような結末に持っていくか興味が尽きない
読了日:04月07日 著者:上田秀人
駒音高く駒音高く感想
将棋に係る短編7話が収録されています、奨励会や研修会(奨励会の下部組織?)で棋士を目指す小中学生の話が中心ですが引退間際の棋士の話、将棋記者の話とバラエティに富み短編小説らしい仕上りで読者を楽しませてくれます。棋士を目指す子供達の直向きさは心を打つものがあるのですが将棋会館で働く清掃員のおばさんの話が心が温まり自分好みでした。余談ですが2019年現在棋士(4段)を目指す女性は3名しかいないとのことです
読了日:04月08日 著者:佐川 光晴
自転車少年記自転車少年記感想
サイクルロードレースの本を探していて見つけた本で初読みの作家さんとおもっていたら数年前にブラバンを題材にした本を読んだことがある作家さんでした。南房総で育った少年達が成人して社会に出てゆく姿を書いた成長譚です。主人公は昇平と草太、二人は4歳の時に出会い以後、小中高と共に過ごし大学に入ってからからは別な人生を歩み初めますが友情は変わらない。従って高校までとそれ以降の二部構成を一冊にしたような小説で1頁2段構成のため400頁強ですが600頁以上の大長編を読んだ気分です
読了日:04月09日 著者:竹内 真
エスケープ 2014年全日本選手権ロードレースエスケープ 2014年全日本選手権ロードレース感想
サイクルロードレースの本を探して見つけた本です、ドキュメンタリーで作家さんのあとがきによれば殆どは対面インタビューによるものとのことです、結果がわかっているし文章も小説らしくない書き方の為か走った選手の心理を正確に捉えて書かれていてもあまり楽しめなかった、自分は小説ならではの楽しみが好きなんだ
読了日:04月10日 著者:佐藤 喬
武士の賦 居眠り磐音 (文春文庫 さ 63-71)武士の賦 居眠り磐音 (文春文庫 さ 63-71)感想
江戸草紙がつかない磐音シリーズスピンオフ2作目、結局文春は小藤次に引き続き磐音シリーズも定番化してしまうのだのうか、出版界のことは何もわからないのですが最大手だから成せる所業なんでしょう、物語は1章が利次郎が子供のときの話で作者のあとがきでは失敗となっていましたが一番面白い。2章~5章は霧子を中心に佐々木道場に養子入りする直前の話で江戸草紙の頃の内容と全く変わりがなく安定ではあるものの新鮮味がない
読了日:04月12日 著者:佐伯 泰英
風のヒルクライム ぼくらの自転車ロードレース (物語の王国Ⅱ)風のヒルクライム ぼくらの自転車ロードレース (物語の王国Ⅱ)感想
この本もエスケープと同時に見つけたサイクルロードレースの本で小中学生をターゲットにしたジュニア小説です。1ページ15行で175ページ、6人の登場人物による6章構成の話です。物語は笠城山ヒルクライムと言う榛名山ヒルクライムレースを模したレースそのもの。出場する6人は自転車初心者の中一男子、その父親の医者、かつて父親の患者だった中二女子、ボランティアの女子高生など、ページが少なくてちょっと読み足りない感じが...でも概ね楽しめます
読了日:04月13日 著者:加部 鈴子
さざなみのよるさざなみのよる感想
初読みの作家さん、本屋大賞候補ということで何か月前に予約した本。43歳の若さで癌で亡くなった女性の家族や友人が彼女の事を回想する話ですが読みなれない文章のせいか結局作家さんの意図が汲み取れないままでした、かなり年配の作家さんなので機会があれば他の作品も手に取り良さが分かればと思います
読了日:04月13日 著者:木皿 泉
光まで5分光まで5分感想
桜木さんらしく退廃的で暗い話、北海道道東出身の女が沖縄の違法ヘルスで暮らし、店で出会った男紹介された闇医者、闇医者に入れ墨を入れてもらった青年達との生活を綴った話で沖縄料理や海に潜って捕った魚とか出て来るのに全然沖縄らしく感じない、また桜木さんがこの本で書きたかったことが判らなかった
読了日:04月15日 著者:桜木紫乃
尼子姫十勇士尼子姫十勇士感想
名前を聞いたことはあるけれどそれだけだった戦国大名、諸田さんは目の付け所が良い、でも期待していたものとはちょっと違っていました、諸田さんの平安期の作品のようなコミカルな感じと戦記物には不要な程の女性の登場、諸田さんだから女性が主人公は全然違和感はないのですが残念な部分が多い、新聞や週刊誌連載作品はこうなってしまうのも仕方がないのか
読了日:04月20日 著者:諸田 玲子
翼に息吹を翼に息吹を感想
予備知識なしに借りた本、終戦間際の陸軍知覧航空基地で戦闘機の整備をする下士官の話でした。直前まで読んでいた本が面白くなく多大な時間を要して読み終えた後だったからかいつもだったら敬遠する戦争物を一気読み、でも活字に飢えていただけ?作者の意図も汲み取れなかったし、あまり考えることもなかった。やはり向き合いたくないことなのか
読了日:04月21日 著者:熊谷 達也
防波堤 横浜みなとみらい署暴対係防波堤 横浜みなとみらい署暴対係感想
シリーズ3作目は短編集で6話が収録されています、他のシリーズも同様ですが短編だから事件解決までがあっさりしているのですが要点が抑えられていて読みやすいし面白い。タイトル作の防波堤はこのシリーズにいつも登場し諸橋の情報源で後ろ盾ような暴力団の神風会の舎弟の話が一番でした。諸橋の相棒の城島の喋り方に癖があって暴対らしくなく気になるのですがこのシリーズも好きになって来ました
読了日:04月23日 著者:今野 敏
アンチェルの蝶アンチェルの蝶感想
初読みと思ったら「月桃夜」を手に取っていたのにレビューがない、この本もレビューを書くのがためらわれます。前半は25年ぶりに再会した幼馴染から10歳に子供を預けられ預けた男が失踪、いかにもミステリっぽい感じで期待して読み進めたのですが、後半からラストはちょっと圧倒されました、もう現実的とかそんなことことは考えずに読み終えました。ドタバタ喜劇と言う言葉があるけれどこの本はバタバタ悲劇と表現すれば良いのか?
読了日:04月24日 著者:遠田 潤子

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