2019年6月の読書記録

6月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:6756
ナイス数:305

日の昇る国へ :新・古着屋総兵衛 第十八巻 (新潮文庫)日の昇る国へ :新・古着屋総兵衛 第十八巻 (新潮文庫)感想
新シリーズ18巻目、信一郎が乗るイマサカ号が江戸に戻って来たので久しぶりに同時進行はなし、その江戸では古着市と総兵衛の結婚披露を同時開催となったのですが現在でも披露宴は親族など仲間内だけの行事、天皇や将軍でも一般が祝う仕来りはなかったのでは?また古着市を狙う旗本が登場しますがこれは余りに小者、幕府が害を被ったとは思えず総兵衛が始末したのは疑問(総兵衛にとって害ありで殺したら普通の殺人事件)。そんなこんなでこのシリーズも完です、創作意欲はあるようなので書き直しのメジャー出版じゃない新作を望みます
読了日:06月03日 著者:佐伯 泰英
17歳のうた17歳のうた感想
既読だったことを忘れて借りた本、道理で読んだことがあるように感じたのか。特に最終話の「I Want You Back」は殆ど覚えていた
読了日:06月03日 著者:坂井 希久子
みのたけの春みのたけの春感想
初読みの作家さんと思っていたら違っていた、幕末の兵庫県但馬地方を舞台にした創作時代小説です、従って地名と登場人物も全て架空です。物語は但馬の山奥に住み着いた尼子氏の末裔の若者が郷士と言うより百姓として成長して行く姿を画いたものです。尼子氏の末裔を入山衆と言う言葉で紹介し入山衆の結束が何度も登場し江戸時代の同族制が肌で感じられ、ウーンとうなってしまいました
読了日:06月07日 著者:志水 辰夫
ビギナーズラック (徳間文庫)ビギナーズラック (徳間文庫)感想
出版は最近のようですが初期の作品で短編6話が収録されています、どれも比較的に軽い話でさらっと読めてしまえます、安積班なんかも短編の方が面白かったりするのでこの本もお勧めです
読了日:06月07日 著者:今野 敏
鬼龍 (角川文庫)鬼龍 (角川文庫)感想
1994年の作品で鬼龍シリーズの1作目です、先日そんなことを知らずに「呪護」を読んでしまい改めて1作目から読み直しですが20年以上の時代差が感じられない、年月の差はこの頃は鬼龍が主人公なのに普通に知り合った女性と寝ていた
読了日:06月08日 著者:今野 敏
ガーデン (創元推理文庫)ガーデン (創元推理文庫)感想
出版は「ねむりねずみ」より後ですが執筆は前とのこと、従って今泉文吾が初めて登場する作品と言うことになります。執筆後何度も書き直したとのことですがミステリなのに読みづらい(ミステリの場合謎解きや犯人捜しに重点がおかれ文章が凝ったものは少ない印象がある為か)
読了日:06月09日 著者:近藤 史恵
変幻変幻感想
同期シリーズ3作目、また新しい同期が登場するのかと思ったのですが今回は2作目に登場した大石陽子が麻薬密売の摘発のため暴力団のフロント商社に潜り込むと言う話でした、舞台が東京湾臨海署だったので安積班もしくはその誰かが登場するかと思ったのですがそれはなくて相良が安積班シリーズより良い役で登場しました。せっかくだくだから新しい同期を登場させてくれたらよかったのに・・・このシリーズは宇田川、蘇我、大石の同期3人、宇田川の先輩の植松とその同期の土岐の5名を中心に展開するようです
読了日:06月11日 著者:今野 敏
落花落花感想
4月に借りたときは連休で忙しく途中で返却した本、かなり期待していたのにそれ程でもなかった。成田山を開基した寛朝を主人公に寛朝が武蔵に下向した際に起きた「平将門の乱」を題材にした物語です。凄惨な出来事も多くあまり現実的でないと言うより荒唐無稽な話ばかりでちょっとがっかり、寛朝に同行した下僕の千歳はなんかあると思っていたらそんな落ちだったとは
読了日:06月12日 著者:澤田 瞳子
戦国の城 (学研新書)戦国の城 (学研新書)感想
NHK大河の時代考証でお馴染みの小和田さんが執筆された新書です(小説ではありません)、タイトル通り戦国時代に建築された城をまず「城の定義」その後6章構成で「戦国の城の特長」「戦国の城のの築城法」など細かに分析されています。なるほどと思うところが多かったのですがどうしてもその時代の中心と思われる今川、武田、北条、(この3氏は小和田さんが出身地且静大教授だからどうしても濃い内容になる?)そして信長、秀吉と自分の知らない東北や中国、九州のことを取り上げて欲しかった
読了日:06月13日 著者:小和田 哲男
舌戦 百万石の留守居役(十三) (講談社文庫)舌戦 百万石の留守居役(十三) (講談社文庫)感想
シリーズ13巻目、本多政長が綱吉に呼び出され江戸へ、加賀には政長の長男と琴が留守を守るのですがこの長男がしっかりもので何ら心配なし、江戸は評定所で加賀藩江戸屋敷に侵入した族の審議があったものの政長が乗り切り咎めなし、また綱吉の謁見も無事終了しました、数馬も一人前の留守居役に成長したのでこの巻で完結かと思いきやまだ続きはあるようです
読了日:06月14日 著者:上田 秀人
春淡し: 吉原裏同心抄(六)春淡し: 吉原裏同心抄(六)感想
新シリーズ6作目、幹次郎を8代目にと話は進むのですが吉原町名主の代表会議(そんなものがあったとは)で反対意見がありとん挫、また幹次郎の旧藩復帰ばなしが出ますがこれは幹次郎がお断り、そんなこんなで幹次郎に良くないうわさが立って8代目就任はご破算にそして幹次郎は謹慎、そんな中で麻と幹次郎は京都へ旅立ってこの同心抄は終了とはなんか釈然としない、次回からは新シリーズが展開するとのこと、まさか赤ん坊を抱いた麻が江戸へ戻ってくるところから再開だったりして
読了日:06月15日 著者:佐伯泰英
カウントダウン (新潮文庫)カウントダウン (新潮文庫)感想
北海道の架空の街を舞台にしたエンタメ小説で選挙の話です。夕張が財政破綻した翌年くらいに執筆されたもので幌岡と言う夕張同様に嘗て炭鉱で栄えた地方都市で20年に渡り市長を続け市を私物化し財政破綻させた市長に市議を1期だけ務めた若者が挑戦すると言う話です。面白かった、10年以上前に読んだ真保さんの選挙の話を思い出しました
読了日:06月16日 著者:佐々木 譲
奏者水滸伝 阿羅漢集結 (講談社文庫)奏者水滸伝 阿羅漢集結 (講談社文庫)感想
読んだのは82年に出版された単行本です、おそらく単行本で出版された今野さんの最初の作品(デビュー作は最近復刻されている?)、アメリカから特異な才能を持ったジャズピアニスト(キース・ジャレット風)が来日し、日本でも同様の才能を持った人達が終結すると予言を残した。やがて北海道の野生児ピアニスト、沖縄に住む拳法ドラマー、京都の茶道の家元のベーシスト、東京の忘れ去られたテナー奏者が終結、ライブを行うと言う話。まとまりがなく焦点がはっきりしない
読了日:06月18日 著者:今野 敏
旅は道づれ きりきり舞い旅は道づれ きりきり舞い感想
一九の娘、舞の生活をメインに一九、お栄(葛飾応為)と実在の人物を織り込み(一九には娘がいたのでそういう意味では舞も実在)江戸後期の市民の生活を描くこのシリーズも三作目。諸田さんは歴史物やシリアスな小説ばかりでは張りつめてしまうのでこんな感じで滑稽小説も手掛けておられるのか、2作目の感想を見たらこの3作目を読んだ感想と同じことが書いてあった。
読了日:06月20日 著者:諸田 玲子
女警女警感想
初読みの作家さん。タイトルから女子警察官がショップの店員さんや企業で働くOLの如くチャラチャラと男社会に入って世渡りする姿を想像していたので全然違っていました。内容が重い、でも厚みの割にくどいような言い回しで書かれているためか物語の本質部分が直接伝わってこなくてそれ程凄い印象は受けませんでした。また登場人物や場面を絞り込み過ぎている為か現実的なようでちょっとそれはないでしょうと感じも多くその辺も入り込めなかった原因か
読了日:06月23日 著者:古野 まほろ
検事の信義検事の信義感想
佐方貞人シリーズの4作目?、前作同様東北での地検時代の連絡短編4話が収録されています、4話目の「信義を守る」は100ページを超える作品で刑事部検事が求めた10年の求刑を佐方が2年に縮めてしまう、佐方の良さがいかんなく発揮される良い話でした
読了日:06月23日 著者:柚月裕子
警視庁FC警視庁FC感想
FCとはフィルムコミッションの略で警視庁に映像メディアに対応した部署が新設されると言う話、交通課から白バイ乗りの服部とミニパト女子の2名、丸暴から1名、地域課(しかし総務なので交番勤務ではない)から1名と室長の5名です。1話目は都内の公道を使って行われる映画撮影を支援すると言う話で映画の中で起きる殺人事件と現実の殺人事件がクロスオーバーします。白バイ乗りは安積班の速水、地域課の楠木は任侠の甘糟を連想させてくれますが読み進めると全然違ってました
読了日:06月25日 著者:今野 敏
誇り誇り感想
3人の作家による競作作品です、従って短編3話が収録されています、3話とも警察官の話で今野さんは警視庁3課のベテラン刑事と空き巣狙いで暮らす年老いた窃盗犯の話、東さんは警察官を定年退職後幼稚園バスの運転手をする男の話、堂場さんは汚職事件の家宅捜索情報が洩れ窮地に追い込まれる県警刑事部長の話、東さんはここ10年の読書記録に名前がなかったけど一番良かった
読了日:06月25日 著者:今野 敏;東 直己;堂場 瞬一
陰陽 - 祓師・鬼龍光一 (中公文庫)陰陽 - 祓師・鬼龍光一 (中公文庫)感想
鬼龍シリーズの2作目、2001年に「陰陽祓い」として出版された作品が改題、文庫化されたものです。少女の連続レイプ殺人事件が起き鬼龍光一とこの本から登場する安倍孝景の活躍で解決すると言う話です。またこの本から警視庁少年課の富野輝彦も登場します、一作目では鬼龍がちょっと仲良くなっただけの女性と寝てしまったりしますがこの作品では堅物です、その意味でも実質はこの本が鬼龍シリーズの最初と言えるものです。でも自分の印象は他のシリーズと比べるとどうなんだろう
読了日:06月26日 著者:今野 敏
犬どもの栄光 (集英社文庫)犬どもの栄光 (集英社文庫)感想
読んだのは単行本で87年の刊行だから30年以上前の作品です。北海道が舞台でロシア語の翻訳をしている女性が倶知安に週末用の別荘をと考えていた廃工場に出かけたら、既に男が住んでいた。その男が大工だったことから廃工場の改装を申し込み女性も男の過去に関する事件に巻き込まれて行く。電話を掛ける為に車で出かけたり、12月というのにスタッドレスタイヤじゃなかったり時代の差を感じるけどサスペンスとしてしっかり楽しみました
読了日:06月29日 著者:佐々木 譲
憑物 - 祓師・鬼龍光一 (中公文庫)憑物 - 祓師・鬼龍光一 (中公文庫)感想
三作目は東京のダンスクラブやバーで集団殺人事件が起き、鬼龍、安倍、富野の三人で解決と言う話です。2作目は女性心理学者がボスキャラでしたがこの三作目は男性医師がボスキャラ、なんだか高学歴の人がボスキャラで10代の若者が狙われると言うパターン化してきていて、ちょっとなあ
読了日:06月29日 著者:今野 敏

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