2019年7月の読書記録

7月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5580
ナイス数:253

牙のある時間 (ハルキ文庫)牙のある時間 (ハルキ文庫)感想
佐々木さんのホラーを初めて読みました。若い画家の夫婦が東京に居づらくなって北海道に転居、移り住んだ先は十勝平野の葡萄園の隣、その葡萄園には壮年の男と若い女の二人暮らし、やがて家族ぐるみの交際が始まり夫婦交換に発展。2章+1の構成で1章は東京から移り住んだ女性、2章は男性の話で語られますがどうにも後味が悪い、また殺人容疑が曖昧なところも佐々木さんらしくない
読了日:07月01日 著者:佐々木 譲
凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂 (小学館文庫)感想
初期の作品で桜木さんには珍しい警察小説です。故郷の釧路を離れ札幌で警察官になった女性が刑事となり故郷の釧路に着任したとき湿原で他殺死体が見つかりこの事件を先輩刑事と追いかける、この先輩刑事は17年前に女性の弟が行方不明になったときの担当刑事でその行方不明事件と2元進行で進む形をとります。桜木さんらしさはあまり感じないし、今野さんや佐々木さんなどのように警察と言う組織を深く掘り下げているわけでもない、従って自分が読んだ警察小説としては印象薄い感じです
読了日:07月03日 著者:桜木 紫乃
連鎖 (講談社文庫)連鎖 (講談社文庫)感想
厚生省の食品衛生監視員(食品Gメン)が友人の自殺未遂から汚染食品の第3国を経由した違法取引を発端に暴力団の麻薬取引を究明、友人の自殺未遂の真相を解き明かす話です、家にあったので手に取り及第点以上でしたが相棒の保険捜査員の女性など違和感を感じる部分も多く面白いと言う程でもなかった
読了日:07月08日 著者:真保 裕一
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)感想
シリーズが何冊も出版され映画化もされた本、タイトルからミステリと思って借りたのですがハードボイルドでした。主人公は北大卒の自称探偵で借金取りの手伝いやゲーム賭博で生計を立てると言うかなりあり得ない設定です、ハードボイルドだから当然ですがやたらと喧嘩シーンばかりでちょっとうんざり、また登場する女性が美人に書かれているのにあまり魅力的に思えないのもマイナス要素か、まあシリーズは長いのでじっくり読んでみます
読了日:07月09日 著者:東 直己
カットバック 警視庁FC2カットバック 警視庁FC2感想
シリ-ズ2作目、今回も都内で映画の撮影がありFC室の5人に集合が掛かりそこで仕事を進めるうちに殺人事件が発生すると言う話でした、撮影現場と言うか事件が発生するのが大森署のエリア内、署長は降格人事のキャリアだったのがつい最近変わっていなくなったとは竜崎伸也を指すのかな、貝沼副署長も斎藤課長も登場させてくれました。このシリーズ登場人物の特徴も良くわかってきたし楽しむ読み終えることができました
読了日:07月10日 著者:今野 敏
マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)感想
ビストロ・パ・マルと言うフレンチレストランで働く人を描いた話で連作形式の短編8話で構成されています。スタッフは主人公のギャルソン高築くん、シェフの三舟、志村、女性ソムリエの金子さん、それに各話の登場人物の物語(事件)が起きるという設定です。フランスのこともフランス料理も全然知らないからパソコンで意味を調べながら読んでます。手に取りシリーズものとは思ったけど最新作とは..
読了日:07月11日 著者:近藤 史恵
抗争: 聡四郎巡検譚(四) (光文社時代小説文庫)抗争: 聡四郎巡検譚(四) (光文社時代小説文庫)感想
シリーズ4作目、今回の聡四郎一行は前回同様まるっと京都での話でした。江戸では聡四郎の屋敷が吉良邸討ち入り事件で改易された吉良家の旧家臣が再興を願い襲撃されるのですがそこは入江無手斎と袖が守る屋敷で襲撃が叶うはずもなく返り討ちに。京も公家が雇う無頼に聡四郎が襲われますがこちらも難なく撃退。物語は大岡忠相が南町奉行に就任、流石にドラマの大岡越前とは違う人物像です
読了日:07月14日 著者:上田 秀人
盤上のアルファ (講談社文庫)盤上のアルファ (講談社文庫)感想
初読みの作家さん、此処で見つけてタイトルから将棋の本らしかったので借りた本ですがちょっと想像と違っていました。奨励会を年齢制限で退会した男が7年後33歳でアマタイトルを手にプロ棋士を目指すと言う話ですが関西らしいどぎつさは納得ですが話がドタバタ、ハチャメチャでちょっと自分に合わなかった、神戸は関西でもしゃれた感じと思ってけれど案外こんな感じの街なのか?・・この前読んだ佐川さんの「駒音高く」がまだ自分好みでした
読了日:07月14日 著者:塩田 武士
笑え、シャイロック笑え、シャイロック感想
池井戸さんがお得意の銀行マンの話です、そこは中山さんだからただ銀行マンが主人公で活躍するだけではありません、殺人事件も織り込まれ謎解きもあります。それに中山さんだから銀行マンと言っても窓口業務や営業でなく渉外部と書かれていますがようは貸付金を取り立てる男が主人公、やはり一癖も二癖もある話でした
読了日:07月16日 著者:中山 七里
K2 復活のソロK2 復活のソロ感想
久しぶりに笹本さんの山岳小説を読みました、この本の前の「ソロ」も未読だし他にも未読がいっぱいあるのですが図書館に入荷後すぐ借りれたので..最初の頃は面白かった笹本作品ですが主人公に都合が良い方に自然が傾きすぎていると思いつつそれでも読んで楽しければいいのかって思いました、日本の北アルプスなんかが舞台だと行ってみたいと思うことがあるのですがヒマラヤではさすがにそんな不埒な考えは起こさない
読了日:07月19日 著者:笹本 稜平
タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)感想
先日最新作を先に読んでしま師ったビストロシリーズの1作目、やはり連作読み切り形式の短編7話で構成されています。1作目だからかギャルソンの主人公も高築知行と名前がちゃんと紹介されていました、シェフの2人、ソムリエの金子さんは意思を持って自分のやりたい職業に就いているのですがこの高築は何故ギャルソンをやっているのか分からなし、2作目を読めば分かるのか?
読了日:07月20日 著者:近藤 史恵
生のみ生のままで 上生のみ生のままで 上感想
今迄出た本から考えたらあり得る一冊ですがちょっと驚き!大人の恋愛小説、感想は下巻でまとめて
読了日:07月23日 著者:綿矢 りさ
生のみ生のままで 下生のみ生のままで 下感想
逢衣は25歳の夏に恋人と出かけたリゾートで恋人の幼馴染のカップルと偶然に出会い4人で3日間のリゾートバカンスを過ごす。そこで出会った幼馴染だった男の彼女の彩夏とは東京へ戻ってからも食事をしたり二人での出会いは続き、やがて恋に発展。「君の名は」とか「君の膵臓・・」とか子供じみた話ばかりがもてはやされていてうんざりだった恋愛小説ですが久々に読み応えのある話に大満足です
読了日:07月25日 著者:綿矢 りさ
旅仕舞 新・酔いどれ小籐次(十四) (文春文庫)旅仕舞 新・酔いどれ小籐次(十四) (文春文庫)感想
タイトルを見るとまた旅かと言う感じですがこの巻は旅は一切なし、タイトルは一連の伊勢参り、丹波篠山旅行と続いた旅もこれでお終いとのことです。この巻は上州あたりに出没していた強盗の一団が江戸に侵入し江戸の町で小規模の強盗を繰り返すのですが大事の前に小藤次がやっつけると言う話。近頃登場する悪は小者ばかりで小藤次が命を懸けた斬り合いはありません。気になるは新シリーズのおりょうさん近頃は貫禄がついたと見てよいのか初々しさが感じられない
読了日:07月26日 著者:佐伯 泰英
キッチン風見鶏 (ハルキ文庫)キッチン風見鶏 (ハルキ文庫)感想
港が見える丘に建つレストランに勤める若者と占いで生計を立てる女性の恋の話です。最初は横浜がモデル?と思ったけれどどうも雰囲気が違うし函館がモデルなら路面電車は必須、モデルの街が想像つかないまま終わってしまいました。物語は森沢さんらしく楽しく読めるのですがあまり新鮮味が感じられない。最初に百年食堂を読んでしまったからかなかなかそれ以上の話に出会えない
読了日:07月27日 著者:森沢明夫
ドルチェ (新潮文庫)ドルチェ (新潮文庫)感想
連作形式の読み切り短編6話で構成されています。女性刑事を主人公にした警察小説です。主人公の魚住久江は42歳独身、練馬署の強行犯係に勤務し元は本庁捜査一課勤務、現在は復帰を打診されながら断っていると言う設定です。最初のイメージは女優なら深津絵里?でも読み進めると米倉涼子?あまりテレビ(ドラマ)見ない自分はイメージが貧困過ぎてうまく表現できない、少なくとも姫川とは全然違う(
竹内・・の姫川はイメージの落差にがっかり)、そんなこんなでまあ及第点楽しく読めそうです、この本がシリーズ一作目かと思ったら違うらしい
読了日:07月28日 著者:誉田 哲也
角川つばさ文庫版 聖の青春 病気と戦いながら将棋日本一をめざした少年角川つばさ文庫版 聖の青春 病気と戦いながら将棋日本一をめざした少年感想
最近将棋小説を何冊か読む機会があったので手に取った一冊。村山聖の生涯を描いたノンフィクションです。タイトルから小説と思って手に取ったのが間違い、作家は小説家と言うより将棋記者、従って文章が小説を読むようには読めません、全体も村山九段のディスコグライーと重要対局の棋譜で小説の面白みが感じられません、将棋ファンが世界を広げる為には良い?のですが小説好きには不向きと思われます

読了日:07月28日 著者:大崎 善生

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