2019年8月の読書記録

8月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:5119
ナイス数:270

ドンナ ビアンカ (新潮文庫)ドンナ ビアンカ (新潮文庫)感想
魚住久江を主人公にした話の2作目、「ドルチェ」は連作形式の短編でしたがこの本は長編、外食チェーンの専務と社員が誘拐され久江と嘗て捜査一課でコンビを組んでいた金本とのコンビが復活犯人を追う話ですが、犯人探しや警察小説ならではのスリルより、偽装結婚する中国人留学生の女と名前を貸す男の純愛小説の一面が面白かった
読了日:08月01日 著者:誉田 哲也
炎天夢 東京湾臨海署安積班炎天夢 東京湾臨海署安積班感想
久々の安積班はシリーズ19作目です、1作目は88年の発表、今野さんの作品ではたぶん一番長く続いているシリーズ。ベイエリア分署から途中安積班ごと神南署に移動した時期もありましたが水野がメンバーに参加してから不動のメンバーで安定した面白さです。しこのシリーズは芸能人の殺人と薬物汚染が多い思っていたのですが今回も芸能人の殺人事件でした
読了日:08月02日 著者:今野敏
妖獣のレクイエム (講談社文庫―ハイパー・サイキック・カルテット)妖獣のレクイエム (講談社文庫―ハイパー・サイキック・カルテット)感想
このシリーズは「超能力者」から「奏者水滸伝」とタイトルを変えていて図書館に在る本がまちまちで発表年度順に読んでいるのか不安(実際に借りた本がないときは同タイトルの違う本へ記述しています)、おそらくこの本が3作目です、薬物の影響により突然変異で強化された犬が人間を襲う話です。そしてこの本はピアニストの古丹の恋の話でもあります
読了日:08月04日 著者:今野 敏
とむらい屋颯太 (文芸書)とむらい屋颯太 (文芸書)感想
読切形式の連作短編6話構成で、タイトル通り天保時代の葬儀屋を扱った市井物です。普通に火葬が行われたりかなりアバウトな感じだし、登場人物も取り立てて魅力を感じない。続きがでたら読むけれどぜひ次も読みたいとの意欲を感じませんでした
読了日:08月06日 著者:梶よう子
三河吉田藩・お国入り道中記 (インターナショナル新書)三河吉田藩・お国入り道中記 (インターナショナル新書)感想
豊橋市美術館に勤務する学芸員さんが執筆された新書です。この学芸員さんが「二川宿本陣資料館」と言う歴史資料館に勤務されていた頃の企画展をもとに発展執筆に至ったとのことで大河内松平の九代「松平信宝」がお国入りする参勤道中を中心に扱った本です。信宝は大河内松平の最後の直系で在位期間が2年弱、世子を設けることもなく21歳で亡くなっているので藩主の代理とはいえお国入りは最大の晴れ姿でした。豊橋の東部に「茶屋」と言う地名があるのですが民間の茶屋の名残と思っていたら吉田藩の御茶堂があった名残から付けられた地名のようです
読了日:08月09日 著者:久住 祐一郎
奏者水滸伝 白の暗殺教団 (講談社文庫)奏者水滸伝 白の暗殺教団 (講談社文庫)感想
シリーズ4作目、今回はアメリカの暗殺組織が来日する重要人物を暗殺する為に中国人3姉妹の超人を送り込んでくると言う話でメインは茶道家元跡取りの遠田宗春。重要人物ガードの為家元で行われる茶会用に警視庁の女性SPが送り込まれ、前回の古丹同様に遠田とちょっといい感じはあるけれど...。読んだのはノベル版の「超人暗殺団」。出版社が同じだからこのシリーズはタイトルを変える必要があったのか?
読了日:08月10日 著者:今野 敏
ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)ヴァン・ショーをあなたに (創元クライム・クラブ)感想
シリーズ2作目、読んだ順番がテレコになっているけれどこのシリーズはどんな順番に読んでも全然違和感がない構成です。面白かったのは三舟シェフの恋話、一気にまとめるまではしなくても良かったけれど続き話が読める形にしてくれれば良かった
読了日:08月11日 著者:近藤 史恵
鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次(十五) (文春文庫)鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次(十五) (文春文庫)感想
新シリーズ15作目、タイトルの鑓騒ぎは今度は江戸城に登場する豊後国森藩の登場行列の御鑓が狙われると言う話ですがどうもパッとしない感じでした。今作は最後に家斉が鷹狩りの帰路に望外川荘を訪れる設定です。嘗て見学した際に家斉は浜御殿を200回以上訪問していて歴代将軍で最多とありました、在位期間が長いからまあ当然ですが出歩くのが好きな人だったようです。物語は駿太郎が幕末江戸三大道場の一つ南八丁堀蜊河岸の鏡新明智流桃井道場に入門します、有名な桃井春蔵直一は一代後でこの時代は初代で登場です
読了日:08月12日 著者:佐伯 泰英
江戸の家計簿 (別冊宝島 2439)江戸の家計簿 (別冊宝島 2439)感想
磯田さんの本と言うので借りたら監修のみ。図書館では体裁が分からず新書のつもりがムックだった、正直文章、記載内奥には新しさを感じるものはありません。当時の風俗を描いた浮世絵が期待以上でこちらは想定外で良かった
読了日:08月13日 著者:磯田道史
裏用心棒譚一 茜の茶碗 (徳間文庫)裏用心棒譚一 茜の茶碗 (徳間文庫)感想
この本単行本を図書館で借りて既読だった。武士の悲哀を書いた話での本がシリーズ化されたら「日雇い浪人生活録」との住み分けが苦しいのでは...
読了日:08月17日 著者:上田秀人
緋の河緋の河感想
実在の人物にインタビューし実話をもとにした創作(小説)です。従って育った街はそのままですが名前や家族、登場人文はそのままてはありません。ドキュメントではないのですが登場人物が実在の人物を想定されてしまうと言う気遣いからか品が良いと言うか無茶な人物は登場しないし惨い場面もないので桜木さんとしては上品な感じを受けました
読了日:08月20日 著者:桜木 紫乃
愛と追憶の泥濘愛と追憶の泥濘感想
坂井さんは女性マラソン小説で知り「居酒屋ぜんや」シリーズの仄々感で爽やかなイメージの作家さん。この本は青少年時代の体験がもとでEDになってしまった男性とパワハラがもとで会社を辞めた女性がめぐり逢い恋をすると言う話ですがただの恋愛小説ではありません。でも婚約中の女性が相手がEDだからって婚約者以外の男性を関係を持つのは異常だし、いくらバツイチ独身だからって中学教師ってもっと分別あるかと...後味悪いです
読了日:08月21日 著者:坂井 希久子
警官の目 (双葉文庫)警官の目 (双葉文庫)感想
アンソロジーで4人の作家による警察小説4編が収録されています三羽さんだけが初読みで警察小説もこの作品が2作目とか、中華料理店が「スタン飯店」とか脚本家のイメージでしたが警察小説として十分満足行くものでした、他は今野さん、誉田さん、五十嵐さんと警察小説でお馴染みの作家で構成されています
読了日:08月23日 著者:五十嵐 貴久,今野 敏,誉田 哲也,三羽 省吾
奏者水滸伝 四人、海を渡る (講談社文庫)奏者水滸伝 四人、海を渡る (講談社文庫)感想
シリーズ4作目、読んだのはタイトル改題のこの作品で4人がアメリカに渡りジャズフェスティバルに出演しレコードを録音すると言う話、80年代のLAの空港が登場します、その頃行ったことがあるのに全然記憶に残っていない、また80年代中頃ならカセットウォークマンは普及済みCDが出回り始めた頃と思うけれど24CHテープで録音しアナログレコードだった、今回は猿沢とLAの女性だけどやはり言い雰囲気になるまでもなく終わってしまう
読了日:08月24日 著者:今野 敏
奏者水滸伝 追跡者の標的 (講談社文庫)奏者水滸伝 追跡者の標的 (講談社文庫)感想
シリーズ5作目、カリフォルニアでのジャズフェスティバルで成功した4人を追いかけるようにアメリカから中国人武闘家が追いかけてきて4人を狙うと言う話です。今回のマドンナはテレビの女性レポーターで相手は4人が演奏するライブハウスのマスターでした。相手が武闘家だから今回活躍するのは空手の比嘉ですが続けて読むからか慣れたのかあまり面白く感じない
読了日:08月26日 著者:今野 敏
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)感想
映画で作品を観てしまったので読まずに放置されていた本を手に取った。映画の印象がかなり薄くなっていたので映画の影響を排除して読めたのは良かったです。メインは高校生の男子が2人と女子が2人、取り巻きで登場するのも高校生でこの本では高校生しか登場しない、だからか高校生が皆凄く大人びて感じてしまう、自分が高校生の頃とは時代が異なるとは言えなんかすっきりしない印象。自分が住まいする地域では私立高校ですが高校生が一日(約50km)歩きつ付ける行事があります、そんな学校で育ちたかった
読了日:08月27日 著者:恩田 陸
奏者水滸伝 北の最終決戦 (講談社文庫)奏者水滸伝 北の最終決戦 (講談社文庫)感想
シリーズ6作目、東京のライブハウスでしか演奏しに4人ですが4人の出身地は北海道、沖縄、京都それに東京。それで出身地のファンに恩返しで北海道へライブツアーに。その北海道では幌延と言う処へ高濃度の核廃棄物貯蔵施設を作る計画がありその実験で核廃棄物が持ち込まれると言う話です。この本の出版は1989年でチェルノブイリの3年後、福島第一原発事故なんて想定もしていないだろうけれど今野さんは鋭いなあ。青森の六ケ所村だけでなく幌延にも核破棄関連の施設あったなんてこの本で知りました
読了日:08月29日 著者:今野 敏

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