2015年5月の読書記録NO.2

ロスジェネの逆襲ロスジェネの逆襲感想
人気の半沢直樹だけに読みたいと思って図書館に予約してからがながい、いきなり証券会社出向から始り、アレッ?という感じでした。今回はIT企業間の企業買収の話、証券会社に出向した半沢が親会社の銀行に企業買収を横取りされ、親会社の証券部門に倍返しということです。面白いのですが新鮮味が感じられない、また半沢も齢を重ね動きが鈍くなった感じでもういいかな
読了日:5月14日 著者:池井戸潤
半可心中 濱次お役者双六 (講談社文庫)半可心中 濱次お役者双六 (講談社文庫)感想
シリーズ4巻目、「半可心中」は心中が出来ない半端者ということで、この巻は心中に失敗した大店の娘を濱次が助けることから始り、森田座の立作者が濱路を想定した芝居を書いたことをその芝居の立役・紀十郎が汲み取り、上演中の10日間だけは濱路の立女形で芝居を上演するという話です。今迄何気なく読んできたこのシリーズ、着物の色の表現が豊富ですね、ついでなら江戸時代に花開いた小紋の柄も解説してくれたらもっと面白いのに。「名題下」は歌舞伎役者5ランクの上から2番目でそんなに下のランクじゃなかったのですね
読了日:5月11日 著者:田牧大和
絶唱絶唱感想
告白の印象があまりに強烈過ぎて湊さんというと負のオーラ全開のブラックなイメージしかなかったのに「山女日記」にこんな一面もあったの?と驚いたもの束の間、この本を読んでちょっと参ってしまいました。短編4話で構成されていて4話の主人公は全て若い女性で、トンガに移住した日本女性と繋がった心温まる話です。阪神大震災から20年、今この時というタイミングで出会った話でした、良かったです。特に3話目の杏子さんの話が私には琴線に触れる話でした
読了日:5月10日 著者:湊かなえ
翔ぶ梅 濱次お役者双六 三ます目 (講談社文庫)翔ぶ梅 濱次お役者双六 三ます目 (講談社文庫)感想
シリーズ3巻目、この巻は前の2巻と趣向を変え長編一話と短編2話の構成でした、表題作は短編で濱路の師匠の仙雀と濱路に憑く幽霊「香風」の昔話でした。長編は濱路の芸が中村座の立女形に認められ引き抜きをという話でしたが、欲目がなくのんびり者の濱路も題名どおりちょっとずつ出世していくようで、うーーん面白い
読了日:5月10日 著者:田牧大和
かりんとう侍かりんとう侍感想
初読みの作家さんで此処で知りました。連作形式の短編5話が収録されています、嘉永から安政と幕末を舞台に旗本の次男を主人公にした創作時代物です。主人公は武家ですが柳橋芸者と割りない仲になり婿養子の話を蹴って芸者に居候するということで市井物の小説に仕上がっています、柳橋芸者の源氏名が男名だったりのご愛嬌もありますが、朝井まかてさんや奥山景布子さん同様に今後が楽しみな作家さんです
読了日:5月9日 著者:中島要
天女湯おれん 春色恋ぐるい (講談社文庫)天女湯おれん 春色恋ぐるい (講談社文庫)感想
シリーズの3作目、実は2作目を読んだとき、諸田さんにしては調べとか雑に感じて、さすがに諸田さんでもこのシリーズの続きは読まないだろうと考えていたのですが、「毒食わば皿まで」というか痘痕も笑窪惚れた弱みに様についつい読む羽目に...でも最初に感じた通りで、諸田さんとしてはどうなんだろう?という作品に思えます
読了日:5月8日 著者:諸田玲子
鬼はもとより (文芸書)鬼はもとより (文芸書)感想
初読みの作家さんで前回の直木賞候補作品ということです。宝暦時代の東北の架空の藩を舞台にした創作物です。物語は藩士時代に指導者の下で藩改革に失敗し改易された浪人が、雇い主の依頼で命がけで東北の貧困藩を立て直すという話です。藩士時代の話が長い為、貧困藩の建て直しや成功後の話が短くて、もう少しじっくり読ませてもらえないかと感じました。それは登場人物についても同じ事で主人公が藩士時代にどうしてムサシや鬼畜と呼ばれたのか説明不足に感じました
読了日:5月7日 著者:青山文平
津軽百年食堂津軽百年食堂感想
先に青森ドロップキッカーズを読んだので後先になってしまったのですが、この本も読むことに、こっちの方が良かったです。ほのぼのとした温かみを充分に堪能しました。青森・・・でも感じたのですが、ちょっと残念なのは欲張り過ぎじゃないかな、作者もあとがきで書かれていましたが取材した100の事柄全てを本に織り込もうとされてるのじゃないかと感じてしまいました。でもGWにぴったしで弘前城の桜は見たくなりました、行ってみたい。
読了日:5月6日 著者:森沢明夫
シロガラス 3 ただいま稽古中シロガラス 3 ただいま稽古中感想
タイトルの「ただいま稽古中」は超能力に目覚めた6人の子供達が自分達の思いつく手段で超能力の能力開発を進めるということです、そしてこの超能力を持ち込んだ最初の人「森崎古丹」はなんと宇宙人という設定でした、もうSFファンタジー全開です。これは悪者も絶対宇宙人だろうな
読了日:5月5日 著者:佐藤多佳子
閉門謹慎 鎌倉河岸捕物控(二十六の巻) (ハルキ文庫 さ 8-46 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 26の巻)閉門謹慎 鎌倉河岸捕物控(二十六の巻) (ハルキ文庫 さ 8-46 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 26の巻)感想
シリーズ26巻目、今回は北の番所の与力、同心と老中を出す譜代藩の留守居役、小普請旗本が結託し奉行のすげ替えを計るという話でした、「大名の監察は大目付、旗本御家人の監察は目付、同心の監察は与力の役割」は佐伯さんも分かっていてもこれだけ長くなるとネタが尽きたということでしょうか?今回は舞台が年の瀬で最後は寺坂家の家族、彦四郎の家族、小夜さんも金座裏に集って宴会でした、もうネタが尽きてるのだからこのまま終ってもいいのだろうけど出版社はそんな簡単には終われない
読了日:5月3日 著者:佐伯泰英
幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)感想
新シリーズの8巻目、新シリーズは前作の2巻から5巻までの間の話と言うことでしたが一話が独立した話で連続性がないから全然そんな感じがしませんでした。この巻で新シリーズも最後と言うことで美羽姫との婚約解消とかやよいの料理の秘密とかいろいろ明らかになりました。しかし最初の1,2巻は良かったのですがすぐに前のシリーズ程驚きもなくちょっと低調に感じました
読了日:5月2日 著者:風野真知雄
お髷番承り候(十) 君臣の想 (徳間文庫)お髷番承り候(十) 君臣の想 (徳間文庫)感想
シリーズ10巻目、前の巻で賢治郎にあまり成長が見られず飽きてきたと書いたと想ったら、その想いが通じたのか一気に家綱、阿部忠秋の意を汲む寵臣に成長しました。剣豪小説の都合として三弥が攫われ兄の差し向け破落戸を始末するシーンはありましたがそれは些細なもの、兄の逼塞、養子先深室家の減知、そして賢治郎の別家独立と大きな動きと賢治郎の成長によりいつもの如くハッピーエンドでした。先日読んだ伊達騒動ではこの時代大老酒井忠清が政治を牛耳っていたのですがこのシリーズに登場することはありませんでした
読了日:5月2日 著者:上田秀人
考証要集 秘伝! NHK時代考証資料 (文春文庫)考証要集 秘伝! NHK時代考証資料 (文春文庫)感想
作者はNHKの職員で(ミュージシャンでない)いろんなドラマの時代考証を担当されている方です。本書は要集とありますように辞書のような言葉の説明書です、杉浦さんの「お江戸でござる」に近い感じですがもっと時代は広く奈良の昔から昭和まで網羅されています、既知の事項が多かったのですが「生き様」死に様に対して作られた戦後の造語で周平さんは決して使用しなかった、とか「左前」奈良時代に法律で右前が定められるまでは左前だった(例は高松塚古墳の壁画)なんか面白かったです、小説だけでなくこうやって歴史を知るものいいものです
読了日:5月1日 著者:大森洋平

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